結婚指輪のルビーの意味や身に着ける効果。価格相場やお手入れ方法について解説

ルビーとは


まずルビーとはどのような石なのかという点について少し解説していきます。


ガーネットは、私たちにとっても馴染の深い石で、7月の誕生石としても知られています。

和名は紅石(こうぎょく)となっており、その名の通り鮮やかな赤い色をしたルビーが一般的です。

指輪に用いられるルビーもそのほとんどが赤い色の石となっています。


ルビーの持つ意味


ルビーは燃え盛る炎のような美しさから、古来より「宝石の王」とも呼ばれてきました。身に付ける人を災難から守り、権力を授け、その財産を守る力があるとされ、権力者たちが好んで身につけていた石でもあります。

また、純愛の象徴でもあり、愛する人への贈り物としても定評があります。さらに、自由の象徴として成人した子どもに贈る風習もあるようです。


ルビーの石言葉


ルビーの石言葉は「勝利」「情熱」「純愛」「自由」などです。いずれも真っ赤なルビーにぴったりの石言葉と言えるでしょう。

仕事の成功、恋愛成就のお守りとしても人気があり、魔除けの石として手元に置く人も多い石です。圧倒的な存在感を放つルビー。中世ヨーロッパの肖像画でもルビーの首飾りや指輪を身につけている人が描かれており、昔から今も愛され続けてきた石と言えるでしょう。


ルビーを指輪につける効果

ルビーを身に着ける効果をいくつかご紹介します。


ルビーの効果①手元を華やかな印象に

身に付ける人の手元にパッと視線を集める華やかな印象のルビー。指輪をゴールドのするかシルバーにするかでその印象はまた大きく変わります。

ルビーに含まれるクロムの量によって赤またはピンクに変化します。身に付ける人の好みに合う色のルビーに出会えるはずです。


ルビーの効果②愛する人との絆の象徴に

情熱的で深い愛を深めるルビー。愛する人へのプレゼントはもちろん、結婚指輪にもぴったりの石です。

愛はもちろん富や健康、勝利をもたらすルビーを身につけて、愛する人との人生をより充実したものにできることでしょう。


ルビーの価格相場・価値について

ルビーは加熱によって純粋な赤色にすることができる石なので、流通しているルビーのほとんどは加熱処理されています。非加熱処理のルビーが稀に市場に出る場合がありますが、その希少価値ゆえに価格は優に倍以上になります。

純粋な赤色、透明度の高い石、石の奥から湧き上がってくるような赤色の輝きをもつルビーが価値が高いとされています。

一般的に指輪などの埋め込み石として使用される赤系のルビーは、それ自体にはあまり高額な価値がついていないと考えた方がよいでしょう。


ルビーの指輪を取り扱っているブランド


ルビーは比較的一般的な宝石に分類されるため、多くのブランドで取り扱いがあります。

有名、人気ブランドだと、


  • ティファニー
  • スタージュエリー
  • ツツミ
  • エステール
  • ヴァンドーム青山
  • ミキモト
  • 4°C


等ではルビーリングの取り揃えがあります。


ガーネットは7月の誕生石でもあるので、手作り結婚指輪でも、オプションサービスもしくは無料サービスとしてルビーを埋め込めることも多いです。


ルビーとサファイアの違いについて


赤いルビーと青いサファイア。全く見た目が違う石ですが、実はどちらも「コランダム」と呼ばれる同じ鉱物なのです。コランダムの結晶から、その鉱物が育つ環境によって色が変わるのです。

しかし古代の人々は赤い色の宝石をすべてルビーと呼んでいました。赤色のものはレッドサファイアではなくルビー、赤色以外の石をすべてサファイアと呼称するようになったのです。


ルビーとガーネットの違い


ルビーとガーネット。どちらも赤色の石で一見見分けがつきません。しかし成分が全く異なっており、その価値もルビーの方がガーネットより高いです。

硬度も異なり、ガーネットも充分硬い石で他の石の研磨にも使用されるほどですが、ルビーはそれ以上に硬いのです。ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬さなのでカット面が鋭いという違いもあります。

素人がルビーとガーネットを見分けるのは至難の技。専門家がルーペで光に照らして見ると、鈍く輝くのがルビー、透けるのがガーネットと判断することもできます。


ルビーの指輪のお手入れ方法


ルビーは比較的硬度のある石です。毎日使用する指輪に最適な石です。

毎日のお手入れには乾いた柔らかい布で拭うだけでも充分ですが、汚れがひどい時には温かい石鹸水で洗うと良いでしょう。超音波洗浄機、スチームクリーナーをしようすることもできます。