結婚指輪に使われる石としてアメジストってどうなのか?と検討されている方も多いと思います。
今回の記事では、指輪に使用する石としてのアメジストについて詳しく解説していきます。
まずアメジストとはどのような石なのかという点について少し解説していきます。
アメジストは、私たちにとっても馴染の深い石で、誰でも一度は目にしたことのある石ではないでしょうか。
人によっては、アメシストと呼ぶこともあります。
アメジストは、2月の誕生石としても知られています。
アメジストは別名、紫水晶ともよばれ、基本的には全て紫色ですが、成分の違い、透明度などによって、赤紫色に近いものと、青紫に近いものに分かれます。
稀に緑に色に変色したグリーンアメシストというのもがありますが、これは、熱処理によって、変色させた人工の色であることが多く、自然に産出されたものは稀です。
採掘時から緑色のものは、プラシオライトとも呼ばれ、通常の紫色のアメジストよりも稀少性が高いです。
アメジストの産出地として有名なのは、日本だと、宮崎県の白石市の雨塚山、鳥取県です。
アメジストの組成は、SiO2(二酸化ケイ素)。紫透明、もしくは緑色透明のものを加工し、アメジストとして市場に出回ります。
アメジストは古くから恋愛や結婚に関して言い伝えが数多くあり、恋愛成就のパワーストーンとしても歴史が長いです。ギリシャ神話や旧約聖書にも登場する宗教上の意味も深い石です。キリスト教では男性の宗教的献身を表すとされています。一般的に言い換えれば、信念や初心、正しさを貫くともとらえられるでしょうか。
恋愛を成就させるために、アメジストを身に着けたり、部屋に置いているという人も多いですね。お守りとしてアメジストを持っているという人もいます。
アメジストの石言葉は、「心の平和」「真実の愛」「誠実」などです。またアメジストは「愛の守護石」ともいわれており、紫という色が、「赤」の情熱「青」の冷静が融合し、情熱的な愛の中にも、冷静になることを忘れないという意味を象徴しています。
情熱的にパートナーを愛する時も、落ち着いて二人ですごす静かな時も、二人の間に小さなすれ違いがある時も、変わらず大きな愛を保ち続ける、そんな意味が込められています。
いかなる時もパートナーを信じ、そしてパートナーにも信じられる、そんな変わらぬ愛を保つ続けたいという人におすすめの石です。
アメジストを指輪につけるとどのような効果があるのでしょうか。
まずは、アメジストの紫色からくる効果です。
手元に光る紫色の光は、赤に感じる若さや明るさ、もしくは青色などの涼しげな印象を超えて、身に着ける人の人間性の落ち着き、誠実さな印象を与えることができます。
また一方で、紫色の宝石を身につけている人はあまり多くないため、少し奇抜で、独創的な印象も与えることができます。
アメジストを指輪として付ける2つ目の効果は、その石言葉が象徴するような強く深い愛と、冷静で変わらぬ愛の持続です。アメジストを身に着け、強い愛と変わらぬ信頼、冷静さを心に宿すことで、戸籍上や、書類上の上辺だけのつながりではない、心の奥深くでより強固に、誰もほどくことができない真の絆を固く結んでくれることでしょう。
アメジストの価値判断の基準は、他の宝石と同様に色、大きさ、透明度で決まります。
紫色が濃い分価値は高くなる傾向にあります。
また、透明度の高い物であっても、傷があったりすると価値は下がります。
一般的に指輪などの埋め込み石として使用されるアメジストは、それ自体にはあまり高額な価値がついていないと考えた方がよいでしょう。大きなものでも高くて1000円~3000円程度です。
アメジストは比較的一般的な宝石に分類されるため、多くのブランドで取り扱いがあります。
有名、人気ブランドだと、
等ではアメジストリングの取り揃えがあります。
アメジストは2月の誕生石でもあるので、手作り結婚指輪でも、オプションサービスもしくは無料サービスとしてアメジストを埋め込めることも多いです。
アメジストとそれの土台となる組み合わせによっても印象が異なります。
シルバーやプラチナなどとアメジストとの組み合わせは、スタイリッシュな雰囲気にアメジストが高級感や深みをプラスしてくれますし、K18ゴールドなどとの組み合わせは、ゴージャスさの中にも、落ち着いた印象をプラスしてくれます。華やか過ぎず高級感を出したい人におすすめです。
どの金属素材との組み合わせも違和感なく、印象を引き上げてくれます。
アメジストは誕生石の一つでもありますし、紫色の深い色が好きで、男性でも付ける人はすくなくありません。指輪に深みや高級感がプラスされ、逆に華やかさは少し抑えられるので、男性がつけても全く問題ないでしょう。
アメジストのお手入れは簡単です。アメジストは比較的硬度が高く、モース硬度においては、10段階中7です。ただ雑に扱うと傷つくこともあります。普段はできるだけ硬いものに当たらないように注意しましょう。
アメジストは二酸化ケイ素でできており、中性洗剤を使っても溶けたりすることはありません。
汚れが気になる方は、軽く布で拭くか、少し石鹸を付けて指で優しく洗ってあげるようにしましょう。
無理にこすりすぎると石や土台となる金属がかけたり、傷ついてしまう可能性もあるので、少し洗って、汚れやくすみが取れないと感じたら、無理せず購入したお店で、仕上げ直しをしてもらった方が無難です。
アメジストは、一般的に広く知られる石ですし、誠実や心の平和、いかなる時も冷静さを失わない強い愛を象徴する石です。
良い時も悪い時も変わらない愛をいつまでもと願う人は、結婚指輪の埋め込み石としてアメジストを選択されてみてはいかがでしょうか。