結婚指輪のご購入を検討されている方で、ニオブの指輪ってどんな感じ?と疑問を持っておられる方に、今回は、ニオブの指輪についてその特徴や価格帯、購入できるお店などを詳しくご紹介していきます。
そもそもニオブって何なのかと言う点について、少々解説していきます。
ニオブとは、金属元素の一つであり、原子番号41、元素希望Nbであらわされるレアメタルの一つです。
他の金属よりも稀少性が高く、普段あまり耳にしない金属ですよね。
もともとの色は、少し黒みがかったメタリックですが、陽極酸化発色によって虹色に加工されることも多いです。また指輪などに使用されるニオブの指輪は、鏡面、銀色、見た目はプラチナと変わらないものも多数存在します。
<金属アレルギーが出にくい>
ニオブ指輪を選ぶメリットは、何といっても金属アレルギーが出にくいことです。金属アレルギーを起こしにくとされる金やプラチナと同様にイオン化傾向が低く、それだけ金属アレルギーを起こしにくいと言われています。また金やプラチナなどと違い、純ニオブの状態でも、ある程度硬度があるため、他の金属を混ぜて合わせて硬度を維持する必要がなく、割り金による金属アレルギーも起こしにくいのが大きなメリットです。
<ユニークさ>
素材としてニオブを選ぶ人は非常に少なく、ニオブの指輪と言うだけでユニークが際立ちます。世界で唯一の指輪を素材からこだわって作りたいという人は、ニオブの指輪がおすすめです。
<軽い>
ニオブの指輪は、金やプラチナなどの金属と比較して、比重・密度が低いため、見た目よりも軽く、指や手に負担がかかりにくい金属です。幅が大きく、少し重厚なデザインが好みと言う方は、使用する金属をニオブにすることによって、重さが軽減されるというメリットがあります。
ニオブ指輪は金属アレルギーを起こしにくいというメリットがありますが、一方でデメリットもあります。それは商品数が少ないことです。ニオブという金属素材そのものの名前を聞いたことがないという人が多い中で、やはりそれに比例して、ニオブの指輪を販売しているお店が少ないですね。
商品数が少ないことは、すなわち、デザインパターンも限られているということになるので、ニオブの指輪にしたいが、好みのデザインがない、好みのお店がないということは起こりえます。
ニオブはレアメタルの一つでもありますので、比較的稀少価値の高い金属に分類されます。しかし、金やプラチナ以上に高額になることは、少ないです。
ニオブの指輪の平均価格は、一本10万円前後。ニオブで作ったからと言って、べらぼうに価格が上がってしまうということはありません。
あまり加工を加えない場合は、10万円程度。さまざま加工を加える場合は、20万円以上になることもあります。
またニオブ素材を常備しているお店、取り寄せが必要なお店などの違いによっても、価格に差が出ることはあります。
ここからはニオブの指輪が買えるお店をご紹介していきます。
実は一般的なブランドではニオブの指輪を手に入れることは非常に難しいです。
ニオブの指輪、特に結婚指輪をお探しの方はオーダーメイドで注文するのが主流になるかと思います。
<LA CHOU CHOU(ラ・シュシュ)>
こちらは群馬県にある手作り結婚指輪の工房です。
ニオブに限らず、他の金属アレルギーを起こしにくい金属、タンタルやジルコニウムの指輪にも対応しています。群馬県の店舗ですが、全国どこでもオーダー可能ということですね。
LA CHOU CHOUのニオブの指輪の作品例
公式サイト
<アトリエクラム>
こちらは新潟県にある手作り結婚指輪の工房です。
こちらのお店も、タンタル、ジルコニウム、チタンなどの金属アレルギーの出にくいレアメタルに対応していますね。アトリエクラムさんも、ネットでのオーダーメイドに対応しているので、全国どこでも来店することなくニオブの指輪を作ることが可能です。
アトリエクラムの指輪のデザイン
こちらの指輪は、ニオブと同じレアメタルで作られたタンタルの指輪です。お店のホームページ上には、ニオブの指輪の作品例はありませんが、同じようなデザインでニオブで作ることも可能です。
公式サイト
<TOKYO DIAMOND>
TOKYO DIAMONDさんは、東京渋谷にお店を構える手作り結婚指輪の工房です。素材から指輪を作ることをコンセプトとしており、多種多様な素材の指輪を作ることが可能です。ニオブの指輪の作品例が日本で最も多い店舗です。
TOKYO DIAMONDのニオブの指輪の作品例
公式サイト
大々的にニオブの指輪を作れますと言っているお店は、少ないですが、オーダーメイドに対応しているお店なら、ニオブの指輪を発注することができるかもしれません。
お気に入りの指輪工房があるけど、ニオブに対応しているかどうかわからない場合は、一度お店に相談してみるのも一つの手です。素材として貴重な金属になりますが、プラチナ以上に素材価格が高いということはありません。どうしてもニオブの指輪にしたいという人は、まず相談してみましょう。
いかがでしたか?
「ニオブの指輪」というだけで、非常なユニークな指輪になります。ニオブは、金属アレルギーの心配も少なく、付け心地も軽いので、長くつける結婚指輪として非常におすすめの素材です。
ニオブの指輪を買えるお店は限られていますが、オーダーメイドのお店でニオブ素材の指輪に対応しているお店もあります。
ニオブの指輪でも金属アレルギーが絶対に出ないと言い切れるものではありませんが、他の金属に比べれば非常にその確率が低く、金属アレルギーで結婚指輪をあきらめていた人にとっては非常におすすめの素材です。
当サイトでは、オーダーメイド、手作りのお店を多数紹介しています。
オーダーメイドの指輪にしようかなと考えている人は、当サイトをぜひご活用ください。