結婚指輪のダイヤモンドの意味・石言葉、お手入れ方法・取れない方法について解説

ダイヤモンドとは

まずダイヤモンドとはどのような石なのかという点について少し解説していきます。


ダイヤモンドは言わずと知れた宝石の代表のような存在で、4月の誕生石としても知られています。世界で最も硬い鉱石ということで有名でもあります。

ダイヤモンドリングは世界共通の愛の象徴です。婚約指輪や結婚指輪に贈ったり、結婚60周年の記念に選ばれたりしています。


和名は金剛石(こんごう石)となっており、これは仏教で「完全なるもの」の意味です。無色の光り輝く石のダイヤモンドが一般的です。

無色以外にも、赤、黄、青、緑、ピンク、紫、バイオレット、オレンジ、ブラウン、グレー、ホワイト

、黒の12色があります。

指輪に用いられるダイヤモンドもそのほとんどが無色のダイヤモンドとなっています。


ダイヤモンドの持つ意味

 ダイヤモンドは永遠に輝き続けるという特徴から「輝かしい美と金運を得られ、愛のある家庭を築ける」と言われている石です。また世界で一番硬い鉱石なので割れることは決してありません。愛し合う2人の幸せは決して傷つけらることがないことを約束してくれるかのようです。

 「純潔」「純愛」「清浄無垢」「永遠の愛」という石言葉は、まさに永遠の愛を使う結婚指輪にふさわしい石の代表と言えます。ダイヤモンドをご自身のお子様やお孫様に引き継いで、アクセサリーを作り直して長く使われるご家族もいらっしゃいます。永遠の愛を代々引き継いでいくことができるのも耐久性の高さを誇り、流行り廃りがないダイヤモンドの魅力です。


ダイヤモンドを指輪につける効果

ダイヤモンドを身につける効果についていくつかご紹介します。


①繊細な輝きを手元に

 無色透明のダイヤモンドの輝きは、光の加減や光源の種類によって表情を変え、飽きることのない魅力が詰まっています。その繊細な輝きはあなたの手元を照らし、あなたとその所作の美しさを演出することでしょう。ネイルや洋服のコーディネート、あらゆるシーンを選ばないのも一生身につける石としてふさわしいと言えます。


②永遠の愛の象徴

 ダイヤモンドの語源はギリシャ語の「不滅(adamas)」です。石言葉も「永遠の愛」「純愛」など結婚指輪にふさわしい意味が多くあります。また2世紀ごろからダイヤモンドは邪悪をはねのけ、身につける人を守るとされてきました。長い結婚生活の中で、愛を誓い合った2人を守り、幸せを約束してくれるお守りのような石なのです。


ダイヤモンドの価格相場・価値について

 ダイヤモンドと一口に言っても効果なものから手の届きやすい価格帯まで様々です。ダイヤモンドの生産から流通までをコントロールしているデビアス社が価格が一定になるよう努めています。

 ダイヤモンドも他の宝石と同じく、色、カット、カラット、クラリティの通称「4C」と言われる鑑定基準でその価値が決まります。ダイヤモンドは無色透明なほど価値が高く、内包物や傷が無いものがいいとされます。つまり大きなダイヤモンドよりも、小粒でも輝きが強いダイヤモンドの方が価値が高いことも多々あるということです。

一般的に指輪などの埋め込み石として使用される透明のダイヤモンドは、それ自体にはあまり高額な価値がついていないと考えた方がよいでしょう。


ダイヤモンドの指輪を取り扱っているブランド

ダイヤモンドは最もメジャーな宝石であるため、多くのブランドで取り扱いがあります。

有名、人気ブランドだと、


  • ハリーウィンストン
  • カルティエ
  • ブルガリ
  • ディオール
  • グッチ
  • ティファニー
  • シャネル
  • アイプリモ
  • ラザールダイヤモンド
  • 銀座ダイヤモンドシライシ
  • 俄(にわか)
  • 4℃


等、ほかにも多くのブランドでダイヤモンドリングの取り揃えがあります。


ダイヤモンドは4月の誕生石でもあるので、手作り結婚指輪でも、オプションサービスもしくは無料サービスとしてダイヤモンドを埋め込めることも多いです。


ダイヤモンドと金属・デザインとの組み合わせについて

婚約指輪や結婚指輪の定番のダイヤモンドですが、地金の色やデザインによってその印象は大きく左右されます。今回は結婚指輪のバリエーションについて紹介します。

ダイヤモンドに合わせる金属の地金ですが、ゴールド、シルバー、プラチナ、ピンクゴールド、シャンパンゴールド、グリーンゴールド、ブラックゴールド、チタン等があります。好みの色を選ぶのはもちろん、ご自身の肌の色が明るく見えるかを1つの判断基準にするといいでしょう。例えばパーソナルカラーがブルーベースの方はシルバー系、イエローベースの方はゴールド系との相性が良いとされています。

さらに、選んだ地金をどのような加工にするかよって雰囲気が全く異なります。ツルッとしたクリアな輝きなら「鏡面仕上げ」、艶を抑えたいなら「マット仕上げ」、凸凹とした個性的な風合いなら「槌目仕上げ」、ナチュラルテイストなら「ヘアライン仕上げ」等、店舗にもよりますが多くの加工方法があります。サンプルを見ながら仕上がりを想像して決めるようにしてください。

最後にデザインについてです。主に石の配置や、地金の模様や彫り等、ご自身が一生身につける指輪のデザインを店舗のスタッフとじっくり話し合いながら決めるようにしましょう。店舗によってはオーダーメイドサービスで、あなたの要望を絵に起こして決めることのできます。ダイヤモンドの個数や大きさを決めたり、ミル打ち加工で華やかにしたりするのもいいでしょう。ハワイ彫りなどの彫刻も入れることができます。ダイヤモンドはダイヤモンド以外の石との相性も良いので、主役のダイヤモンドの横に色がついた石を入れることもできます。

このようにダイヤモンドのデザインや組み合わせは無限大です。ダイヤモンドの良さを引き立てながら、世界で1つの、あなたが一生身につけるにふさわしい結婚指輪にしてくださいね。


ダイヤモンドのお手入れ方法

ダイヤモンドは皮脂汚れや油汚れが付きやすい石です。1日の終わりには柔らかい布で優しく拭くようにしましょう。

汚れがひどい場合は、ぬるま湯と中性洗剤でブラシで優しく汚れを取るようにしてください。特に婚約指輪など爪部分は汚れを放置していると変色や爪折れの原因になるので気をつけましょう。

また、ダイヤモンドは世界で一番硬い鉱物です。ダイヤモンドが他のジュエリーと接触した際に、ジュエリーの石割れや地金に傷が付いてしまうのを防ぐために、ダイヤモンドのアクセサリーは単体のケースで保管するようにしてください。


ダイヤモンドが取れる!?適切な取り扱い方法

ダイヤモンドが取れてしまう原因は2つ考えられます。

1つ目は婚約指輪の場合、ダイヤモンドを留めている「爪」が曲がったり、折れたりしてしまうことです。爪を何かに引っ掛けたり、ぶつけたりしないように注意しましょう。

2つ目は指輪の歪みと変形によるものです。指輪を付けたまま重いものを持ったり、強い力で握ったりすると指輪は少しずつ変形していきます。サイズが合っていない指輪は特に変形を起こしやすいので、サイズ直しをしてもらうことをお勧めします。

これらのことを防ぐために定期的に指輪を購入したジュエリーショップや工房等でメンテナンスをしてもらうようにしましょう。万が一ダイヤモンドが外れてしまった場合も同様です。手作り結婚指輪でも最近は無料で手厚いアフターサービス受けることができる店舗が増えてきています。大切な婚約指輪や結婚指輪を生涯美しいまま身につけられるよう、アフターサービスの質も視野に入れて店舗探しをするといいでしょう。